2005-01-28 18:53:27
プラネテス「そして巡りあう日々」 [ プラネテス ]
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すっかり悟りきったのか、ハチマキの表情はとても穏やかです。タナベと連絡をとりあっているし、フォンブラウン号の出発準備は順調に進んでいるようです。
しぶとく生き残っていたハキム。月面の病院に入っているようですが、ちょっと危なそう。なんか物騒なものを持ち出して。なにやってんだ?。
タナベのリハビリも順調に進んで、自分で歩けるようになりました。結局タナベは、クレアの酸素を取らなかったんですね。物語の持っていきからからすれば、登場人物に汚い選択をさせなかったということなのですが、それが作品の甘さになっているという批判は、当然出てくると思います。タナベを生きるか死ぬかの瀬戸際の状況において、「他人の酸素を奪わない」という選択をさせたのですから、それがプラネテスという作品の世界観なのでしょう。
ずっとリアリズムに徹した描き方をしてきて、タナベにあの表情をさせておいて、それで「クレアの酸素を取らなかった」ということにしたのは、タナベに他人を犠牲にしても生きて、その業を背負って生きることを選ばせることに、スタッフが躊躇した結果のような気がしてなりません。シャトルバスが通りかかったという結末は、いかにも都合良く作った話のような印象をぬぐい切れません。もちろんそういうことも起こりうるということは分かりますけど。
クレアの酸素を取らなかったことに、タナベに何も語られていないので、このことが、その後のタナベにどういう影響を与えたのか分かりません。そのまま最終回ですから。普通考えると、あそこまで生死のギリギリのところに置かれる経験をしたら、その後の人生に何らかの影響を与えるものだと思いますが。物語が何も語らないので、見た人が勝手に想像するしかありません。
いままでの悩みまくっていたハチマキは、何だったのかというくらいスッキリした顔。人間、突然悟ることもありますが、最終回ということでちょっと都合良すぎるんじゃありませんか。まあ、いつまでも悩んでフォンブラウン号に乗るのは悲しすぎるので、きちんとけじめをつけて旅立てるのは、見ていて気持ちが良かったです。
「いつまでも待ち続けてくれる港が必要なんだ」って、待ち続ける方はたまったモンじゃないような気がしますが、タナベが待つって言うんだからいいんでしょう。
テクノーラ社を訪ねた二人は、デブリ課の好意で船外活動にでます。いったい二人で何を話しているんだと思ったら、しりとりしていました。「また「け」かよ。け、け〜、結婚してくれ」「うん」「よっしゃー、オレの勝ち」
ということで、出発前に結婚してしまいました。タナベはハチマキの実家で同居。どうやらお腹に赤ちゃんがいるようです。めでたし、めでたし。
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2005-01-20 19:19:47
プラネテス「惑い人」 [ プラネテス ]
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衝撃の前回から、どうなった!?タナベは!?
そのことは触れずに、フォンブラウン号の事故から、半年たっちゃってます。ハチマキはめでたくフォンブラウン号の乗組員に抜擢されて、記者会見を受けていますが、なんか様子が変ですね。尻児玉を抜かれたみたいに、ふぬけのようです。
出発まで休暇がもらえるのですが、ハチマキの異変に気付いた父が、地球の実家に連れて帰ります。実家でもふぬけのハチマキ。こりゃちょっと深刻かも。
ハチマキは引き金を引いたんですね。ハキムに額に当てた銃から弾は出ず、実際にハキムを殺すことはできませんでした。ハチマキにとって、引き金を引くことは、すべてを捨ててフォンブラウン号に乗ることの決意だったのでしょうか。でも、引き金を引いたけど、ハキムは殺せなかった。自分はどうすればいいのだろうか?。迷いが高じて、気力が萎えてしまったのでしょうか。
ふらふらとテクノーラ社に顔を出すと、タナベが退社し地球に降りたことを知らされます。タナベの机にあった、みんなに宛てて書く「遺言状」と持ってきてしまい、地球の実家で封を開いてみると、書こうとして止めた紙が。
いつもなら、愛がどうとか、力一杯書くはずのタナベが、何も書かずに、書こうとして止めているなんて・・・、何か思うところがあったのか、ハチマキは教えてもらったタナベの住所にバイクを走らせます。
考え事なんかしながらバイクを走らせるもんだから、ガードレールを突き破って、ぶっ飛んでしまいました。ハチマキ死す!?。・・・なんだ、飛んだ先は海で、怪我もなく助かりました。
暗い海の中で、意識を失ったままなのか、ハチマキは人と人のつながりを意識します。つながっている人の輪。「人は孤独なものだ」と言うもう一人の自分の声。孤独だからこそ、人のつながりが尊いものだということに気付いたのか、海の底からはい上がります。
そこに「だいじょーぶですかー」と言う懐かしい声。奇跡だ。
そこには電動車いすに乗り、髪を切ったタナベが。
酸素欠乏症で麻痺が残り、テクノーラ社は退社したとのこと。クレアの酸素を奪ったりしなかったんだ。クレアは生きていました。しぶといやつ。
握りあう手と手。流れる涙は、二人の心が再びかよいあった証なのでしょうか。次回はいよいよ最終回。ハチマキはやっぱりフォン・ブラウン号で旅立つのかな?。
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2005-01-13 18:54:33
プラネテス「愛」 [ プラネテス ]
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ハキムを捕まえたハチマキは、、結局引き金を引くことはできず、乱闘が続きます。軌道をはずれたフォンブラウン号は、ムーン・シティ落下に向けて引き返せないところまで来ています。
ToyBoxで、外からフォンブラウン号の軌道を変えさせようとするフィーとユーリ。貨物船で現場に向かうチェンシン。何とか悲劇を避けようと、いろんな人達が奔走します。
そんな中、突然フォンブラウン号のエンジンが着火。自力で航行が可能になります。宇宙防衛軍と連合評議会との間で妥協が成立したのです。宇宙開発から得られる富は、各国の出資金額ではなく、すべての国の人口比率に応じて配分することとなります。
守る者、攻める者、生き残った者、死んだ者、怪我をした者、フォンブラウン号に関わったすべての人の思惑と関わりなく、秘密協定が結ばれ、連合評議会は予想外の結論を出しました。
フォンブラウン号の中でブロックごと切り離された、タナベとクレアは脱出ポッドで月面に不時着します。不時着のショックで通信機は壊れ、このままここでじっとしていても助かる見込みがないと判断したタナベは、40キロ離れた通信施設まで、クレアを担いで歩くことにします。
月の重力は地球の6分の1。酸素は10時間分あるので、時速4.5キロで歩けば10時間以内にたどり着く計算です。
道中、意識を取り戻したクレアが「私はToyBoxを乗っ取ったテロリストで、ハチマキを殺した女。生きる価値のない人間だから、ここに置いて行きなさい」と言います。
タナベはその言葉を信じず、「すべての人に愛があれば、争いはなくなるんです!。生きる価値があるとか無いとか、恵まれてるとか、薄っぺらとか、そんなこと分かりません!!」と、いつもの持論を展開しますが、自分で言葉にしているうちに気付いてしまいます。「先輩を救ったのは、私の愛じゃなかった。先輩が愛していたのは、私じゃなかった」ことに。
ハチマキが空間喪失症から立ち直ったのは、宇宙への憧れという根源的な欲求に目覚めたからでしょう。生活のことや人生設計やタナベとの関係のことなどより、無条件で憧れていたもの、その大きな力を目の当たりにして、生きる力を取り戻したのです。それは純粋で、力強いものですが、それゆえに厄介なものでもあります。
ハチマキは、がむしゃらにフォンブラウン号搭乗を目指しますが、それだけで満足しないのは、なぜなんでしょう。自分の夢に向かって進んでいるはずなのに、どうしても感じてしまう虚しさは、やはり愛がないからでしょう。
人生は、愛も夢もこまごまとした生活の雑事も、すべてが等しく大切なものです。どれかを犠牲にして、成り立つものではありません。
愛は誰かを救ったりしませんが、愛がないと生きて行けません。タナベの愛がハチマキを救わなくても、ハチマキにタナベは必要なのです。
そしてタナベに最大の試練が。どこからか漏れていたのか、道半ばにしてタナベの酸素は底をついてしまいます。迫り来る死。タナベの目の前には、横たわるクレアが。クレアの酸素を取ってしまえば、生き延びられる。クレアの酸素に手を伸ばすタナベ。さあ、どうするんでしょうか?
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2005-01-06 18:44:28
プラネテス「デブリの群れ」 [ プラネテス ]
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人類初の月面での連合評議会のために、いろんな人達が月に集まってきます。「まったくどこから沸いて出てきたのか」と思うくらいの警備員の数。どこかから沸いて出るはずはなく、どこかから連れてこられているはずで、連れて行かれた場所の警備は手薄になっています。
フィーの悪い予感は的中し、フィートの電話が切れた直後、ドルフ事業部長はテロリストに襲われます。
今回の話は、テロリスト「宇宙防衛戦線」との攻防戦がメインです。テロリストの狙いは、フォンブラウン号を月の静かな海シティに墜落させること。静かな海に暮らす12万人の人々は、一瞬にして死んでしまいます。
フィーが言うように、連合評議会と言っても、事前の根回しですべて議案は決定しており、議長案に多少の修正を加えて決定する筋書きはできているはずです。
木星開発から得られる富は、各国の出資比率に応じて分配されると、至極もっともな結論になる予定です。結局は宇宙資源も先進国が独占し、発展途上国には何のメリットは得られません。
先進国に都合良くできている世の中の仕組みを変えるには、荒療治しかないとしても、フォンブラウン号を月に落として、世の中が変わるとは思えません。
ToyBox2で月に来ているフィーの頭に銃口が。クレアはハキムと一緒に、テロに参加。ToyBox2を乗っ取って、フォンブラウン号に向かいます。
危険を察知したフォンブラウン号は、エンジン点火して自力で非難しようとしますが、ドルフのコンピュータからエンジン停止信号が出ていて、動けません。
フォンブラウン号内ではハキムが率いるテロリストと、乗組員との間で銃撃戦が繰り広げられています。
監査官と一緒にフォンブラウン号に来たタナベ。やっぱり暗いですね。一方ハチマキも親父から「なんて顔してるんだ。もっとリラックスしろ」と言われる始末。ユーリが心配しているとおり、自分から周囲に壁を作って、孤立してしまっています。フォンブラウン号に乗ることは自分の問題で、周囲の人とは関係ないことなんだ、自分一人の力で試験をパスしなくてはならないという思いこみが、思い詰める原因になっているようです。
ユーリが言うように、タナベのすごいパワーが、ハチマキの壁を取っ払ってくれるといいのですが。
銃撃戦の続くフォンブラウン号内をさまよう、タナベとハチマキ。ハチマキはハキムの行動を予測して待ち伏せします。孤立したハキムの後ろを取ったところで、次回に続きますが、百戦錬磨のハキムにハチマキは対抗できるのでしょうか。
待ち伏せしていたハチマキの顔は、鬼気迫る形相でした。すっかり行っちゃってる目で、あまり見たくない顔でしたが、どうなるんでしょうね。
次回は「愛」だから、タナベの愛が活躍するかも知れません。クレアは銃弾に倒れて死んじゃったしなあ。なんか、クレアの人生って哀れを誘います。
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2004-12-30 20:52:44
プラネテス「暴露」 [ プラネテス ]
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前回ハキムがタンデムミラー・エンジンを破壊したので、てっきり木星行きは中止かと思っていましたが、そうでもないようです。爆破されたのは一部だったのか、損害が大したことがなかったのか、フォン・ブラウン号の予定に変化はないようです。
月で取り調べを受けるハチマキ。そこで見たものは、任意同行されるクレア。「ハキムの女だったからよ」という言葉に呆然とするハチマキ。なんだか、いまハチマキの周りでは、ろくなことが起きませんねえ。なんだか人間不信に陥るようなことばかりです。
月でデブリ課の連中と再会し、ギガルトが月の病院にいることを知らされ見舞いに行きます。そして知らされるギガルトの死。そんなショックの中でタナベと再会するなんて、これまたタイミングが悪いというか・・・。不安を振り払おうと、猛然とハチマキに話しかけるタナベに、いらついたハチマキは怒鳴ってしまいます。「全部俺のもんだ。孤独も苦痛も不安も後悔も。もったいなくって、てめえなんかにやれるかよぉぉぉぉぉぉぉ」
う〜む、どうしちゃったのかハチマキ。やることなすこと、悪い方へ悪い方へ向かって転げ落ちていくようです。こういうときは、ちょっと休んで頭を冷やして、気持ちが落ち着いてから行動に移した方がいいですね。それができたら、人生苦労はありませんが。
もうすぐ最終回ですから、これからハチマキがどんな風にタナベと和解し、自分を取り戻すのか分かりませんが、ハチマキの影の声が言った言葉は。現実を生きる私達に突きつけられた、本質的な問題です。
「孤独」。人間はしょせん一人なんだ。一人で生まれ、一人で行き、そして一人で死んで行く。それは紛れもない事実です。どんなに愛し合っていても、理解し合い、信頼しあっていても、人間は一人であり、孤独です。頭の隅から隅まで理解し、心の深いところまで愛し合えばあうほど、理解し得ないこと、愛とは別のものが心を支配していることに気づいてしまいます。
それに気づいて、しょせん人間は孤独であることを受け入れてこそ、周りの状況や、突発的な出来事に左右されない関係ができあがるのだと思います。それは、信頼という言葉に置き換えてもいいかも知れません。
そんな境地に達するのに、人間はなんてたくさんの年月を必要とするのでしょう。達したと思っていても、ちょっとした出来事であっけなく崩れ去ってしまいます。
自分の中に、孤独や苦痛や不安や後悔を感じているハチマキ。それを受け入れられるなら、乗り越えられる可能性は大いにあると期待しています。
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プラネテス「暴露」 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0)
2004-12-23 18:21:47
プラネテス「タンデムミラー」 [ プラネテス ]
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なんと急展開です。
これから半年間の3次試験をフォン・ブラウン号で受ける事になり、ハチマキ達は、レベル6のセキュリティーカードを手に入れます。そのカードを使って不振な動きをするハキム。彼はテロリストでした。
ハチマキは、ハキムがタンデムミラー・エンジンに爆薬を仕掛ける現場を押さえますが、場慣れしたハキムを止めることはできませんでした。木星探査計画がもたらす利益は、先進諸国が独占し、発展途上国と先進国の貧富の差はますます開くことになると言うハキムの理屈に、ハチマキは何も言い返すことができませんでした。「結局、お前は恵まれているんだ」という言葉を残して、タンデムミラー・エンジンは爆発、フォン・ブラウン号はどうなるんでしょう。
同じ言葉を、クレアもタナベに投げつけます。「あなたの愛は薄っぺらだ」。愛って、ハチマキに対する愛のことでしょうか?。
やっとハチマキに電話することができたタナベ。だけどハチマキは「俺は俺、お前はお前だろ」と冷たい言葉。そりゃないぜ、ハチマキ。もっと優しくしてやれよ、ってな気持ちになりますが、フォン・ブラウン号にのって7年も会えなくなることから、責任持ってタナベと付き合うことができないので、優しくすることができないんでしょうか。つくづく不器用なやっちゃなあ。
それがハチマキなりの誠意なのかも知れませんが、フォン・ブラウン号に乗るなら乗るで、ちゃんとけじめはつけなくてはなりません。今までお世話になった人に感謝して旅立ってほしいものです。なんか説教くさいですね、私も。
フォン・ブラウン号の試験を受けるハチマキは、なんだか焦りまくって、追いつめられているような気がします。いっぱいいっぱいで背伸びしてやっていると、周りが見えなくなって思わぬ失敗そしてしまいそうで、危なっかしいですね。
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プラネテス「タンデムミラー」 | Permalink | コメント(3) | Trackback(0)
2004-12-16 17:25:56
プラネテス「ためらいがちの」 [ プラネテス ]
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フォンブラウン号搭乗員採用2次試験の開始です。4人でチームを組んで、10日間、ブースに缶詰になります。誰か一人でもブースから出たら、4人とも失格。ブースの中では、フォンブラウン号内で、実際にしなければならない作業をします。さらに、フォンブラウン号の模型作成。ロックスミスの皮肉でしょうか。
10日間の最終日には、緊急事態が。試験終了時までの酸素が足りなくなってしまいます。結局はこれも試験のうちで、いかにもロックスミスが考えそうなことですね。
しかし、試験は非常ボタンを押してブースから出て、失格になる受験生が続出。ハチマキ達も非常ボタンを押すかどうか、意見が分かれます。絶対にフォンブラウン号に乗らなくてはならないとの思いから、時間切れまで外には出ないことを主張するハチマキとハキム。ハッチを開けようとするクルーに「一人殺して3人になれば、それだけ酸素が持つ」とまで言い、一触即発、今にも乱闘が始まりそうな雰囲気になってきます。
ケンカになったら、ハキムが強いだろうな。他の3人は気絶させられて、ハキム一人で残ってるなんて状況になるかも。でも「他のクルーを殺してでも試験に残る」というのは、ちょっと現実的ではないような気がします。本当に殺しちゃったら、フォンブラウン号に乗るどころじゃないでしょう。
非常ボタンを押すかどうか。非常事態の度合いを、どうとらえるかが鍵となります。制限時間まで耐えることができると判断すれば、試験を続けるし、とても無理だと判断すれば、非常ボタンを押すことになります。
ハチマキ達は、体温を下げ、酸素の消費量を落として耐えましたが、それで体に回復不能なダメージが残れば、試験に通っても意味がないかも知れません。その上で非常ボタンを押すか押さないかを選択しなければならないのですから、かなり厳しい試験だと言えます。
試験を実施する方も嫌でしょうね。事故でもあったら、どう責任を取るのか不安で仕方がないと思います。普通は、受験生が非常ボタンを押さなくても、どこからか分からないところから酸素を供給しておくような措置をとると思いますが、どうやってとるんでしょうね。
ハチマキにコテンパンにやられて、意気消沈のチェンシン。ハチマキから何の連絡もないタナベが待ちかまえています。ちょっと喜ぶチェンシンに、ハチマキのことを矢継ぎ早に質問するタナベ。チェンシン君ぶち切れてしまいました。タナベに強引にキスしてしまいましたが、手痛いしっぺ返しが。当然でしょう。「今度やったら噛み切りますよ!」ああチェンシン君、再起不能だ、こりゃ。
もし、元彼女が自分を待ってたら、内心喜びますよね。「お、もしかして・・・」。たいていは思い過ごしなんですが。出てきた言葉は「今彼がどうなっているか教えて」。チェンシンが言うとおり、ちょっと残酷ですが、それはそれ、もうふられてるんだし、試験中にも何回もタナベに電話して、ハチマキのことを話しているんだから、ここはぐっと我慢で、優しい元彼を演じなくてはいけません。タナベにとってチェンシンは、ハチマキのことを教えてくれるためだけに存在しているのですから。
チェンシンは、その役割が割り当てられているだけでも、喜ばなくてはなりません。それが嫌なら、優しい元彼の役なんか、降りてしまうことです。「ぼくには耐えられない!」なんて言ってね。
その役を演じたくて、物わかりのいい顔で「仕方のない奴だなあ、ハチマキも」なんて電話していたなら、最後までその役に徹するべきでした。それができないところが、中途半端と言われるゆえんかも。ちょっとチェンシンに厳しいですかね。
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2004-12-09 18:35:12
プラネテス「終わりはいつも」 [ プラネテス ]
![]() | Dive in the sky酒井ミキオビクターエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
木星友人探査船フォンブラウン号の乗組員の1次試験が始まります。ハチマキは、テクノーラ社を辞めて、フォンブラウン号搭乗に賭けます。採用は、たった18名。仕事を辞めてしまったので無職になり、20日間の1次試験の間、ホテルに泊まる金もないので、なんと野宿して受験しています。
そんな長丁場の試験を乗り切るには、体調管理も大事じゃないでしょうか。人生を賭けた大事な試験なら、ホテルに泊まるお金くらい、貯めておくとか、誰かに借りるとかすればいいのにと思いましたが、野宿というところが、いかにもハチマキですね。
それに引き替え、テクノーラ社に在職したまま受験するチェンシン。ハチマキだってそうしても良かったのですけど、それができない、自分を追い込んでそれに賭けないと気が済まないのがハチマキなのです。
タナベにもあまり説明してないようだし、最終試験までは連絡しないつもりです。「今は試験のこと以外、考えられない」というのはハチマキの本音でしょう。
1次試験の発表を聞かずに出てくるチェンシン。テクノーラ社の枠は2つだけなんだ。まずは先輩が優先で、自分はその次か、そのまた次ぎくらいを考えているという言葉をきいてハチマキは怒ります。
「自分にはフォンブラウン号しかない。定期連絡船の飛行士じゃあダメなんだ」。チェンシンにきつい言葉を浴びせてしまうところに、フォンブラウン号に人生を賭けるんだけど、タナベのことや他のもろもろのことをすべて吹っ切っているわけではなく、悩みを持ちながら受験しているのが分かります。
夢が大きければ大きいほど、リスクも大きくなるので、それを追い求めるのにも悩みがつきまといます。そしてそれは、生きている人すべてに当てはまることです。夢を語らない人は魅力がないけれど、本気で夢を追い求める人は、たいていの場合まわりから浮き上がってしまいます。それほど大きなリスクを背負って生きる人は、あまりいませんから。
私達だって、例えば「ぼくの夢はカメラマンになって、世界中の風景を撮してまわることさ」と言って、週末にカメラを担いで写真を撮ってまわるくらいなら、かわいいものですが、「仕事を辞めて写真家に弟子入りする」となると、きっと家内は、子供を連れて実家に帰ってしまうでしょう。親戚中から非難され、離婚されるかも知れません。
だけど、あらゆるリスクを引き受けて、夢を追い続けるものだけが、夢をかなえることができるのです。その夢のために失うものは多く、まわりの多くの人を傷つけることになるでしょう。他人から「エゴイスト」と呼ばれ、無理解と孤独に耐えなくてはなりませんが、それでも夢を追い求めるのは、止められないのです。
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2004-12-02 20:30:13
プラネテス「デブリ課、最後の日」 [ プラネテス ]
プラネテス ドラマCD“sound...![]() | プラネテス ドラマCD“sound marks”ドラマ, 田中一成, 雪野五月, 折笠愛, 子安武人, 緒方愛香, 後藤哲夫, 伊藤舞子, 渡辺久美子, 若本規夫ビクターエンタテインメント |
事業部長が人事異動になって、デブリ課は廃止されるととになりました。突然の決定に、デブリ課の面々は、一様にショックを受けています。ルームランナーで走っているハチマキは、あまり関心がないようです。
一番ショックなのは、ラビィと課長。特にラビィは、別れた奥さんの元に、7人の子供を残してきています。7人分の養育費を送らなくてはならないラビィには、もしかしてリストラされてテクノーラ社をクビになるなんて事は、絶対に許されない事態です。
かくなる上は、「接待だ!。新事業部長を接待して、生き残りをはかるのだ!」とばかりに、ハダカ踊りまでして、接待攻勢をかけます。誰が費用を持っているのでしょう?。自腹?。それならまったく無駄な出費になるかも知れないのに、よくやります。
でも、新事業部長はラビィのハダカ踊りが気に入ったらしく、「君には、総務係長のポストを約束しよう」なんて言って上機嫌です。
「やった!」と浮かれるラビィ。地球の子供達に「お父さんは、出世するんだよ」と自慢げに電話します。現実の世の中でも、こういう浮かれた話は、長続きしないのが相場と決まっているので、あんまり期待すると、あとで痛い目に遭います。そういう目に、何度あったことか・・・(私事)
デブリ課最後のミッションに、同行するラビィ。システムエラーを起こした船を助けると、そこにはデブリに見せかけたキラー衛星が。近づく船にシステムエラーを起こさせるキラー衛星を、管制官は理由も告げずに放棄命令を出します。
なんとしてでもデブリ処理を目指すトイボックスクルーは、新事業部長の命令を無視して、回収作業を続けます。システムエラーをおこして制御不能になったアームを、昔取った杵柄で、ラビィが動かそうとしたとき、「総務係長の椅子を、フイにしてもいいのか!?」と、新事業部長の声が。
迷う、ラビィ。安定した会社での地位を選ぶか、デブリ課としての使命を取るか、まさに人生の選択を迫られる瞬間です。
これはアニメなので、ラビィは自らの誇りのために、部長の命令に背いてデブリを回収します。とても感動的な場面でしたが、いざ自分の立場に置き換えてみると、ラビィのような行動を取れるか疑問です。
いえ、疑問じゃありません。間違えました。絶対に取りません。まず、管制官から「そのデブリは放置しなさい」と言われた時点で、「ハイ、分かりました」と引き返します。「管制官が言うんだから、仕方ないよね」「なにか、理由があるんでしょ」で済んでしまいます。
この不況の中、リストラされでもしたら、息子達を大学にやれなくなってしまいます。それ以前に、自分の働くところがなくなって、どうやって生きていけばいいのかわからないし、自ら進んで困難な状況に突っ込むなんて、私には絶対にできません。なんか、ラビィとまったく変わりませんね。そんなわけで、今回はちょっと身につまされてしまいました。
ハチマキは、心を決めたようです。やっぱり木星行きか?。
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2004-11-25 20:24:28
プラネテス「それゆえの彼」 [ プラネテス ]
プラネテス(8)![]() | プラネテス(8)バンダイビジュアル |
「宇宙飛行士としては、持久力が足りない」といわれ、ルームランナーで持久力を鍛えようとするハチマキ。宇宙飛行士になるのは、ハチマキがずっと持ち続けている夢です。新しいエンジンを見せられて、木星行きプロジェクトの募集も始まり、ハチマキは、自分の夢の実現のためにどうすればいいのかを、具体的に考え始めています。
そんな時に現れた、ハチマキの父。彼は、火星と地球の間を何度も往復した、伝説の宇宙パイロットでした。木星行きプロジェクトには、彼のパイロットとしての腕がどうしても必要と口説かれていますが、父にその気はなく、地球に帰って暮らそうと思っているようです。
そんな父にハチマキは、「木星探査は人類の夢なんだぞ、資源開発に成功すれば、地球のエネルギー問題は、一挙に解決するんだ。それをあきらめて、地球でのんびり暮らすって言うのか!。夢はどうなったんだ!」と詰め寄ります。その言葉は、木星行きを決断するかどうか迷っている、自分自身への言葉のようでもあります。
それに対する父の答えが、ふるっています。「だって、飽きちゃったんだもん」「俺、母ちゃんのこと、好きなんだもん」そして決定的な一言。「ワガママでいられる者だけが、夢をかなえられるんだ」。
大きな夢をかなえることは、ワガママを貫き通すこと。父の場合は、何年も家を空け、家族をないがしろにしていることが、ワガママと言えるでしょう。そのため父は、母にはまったく頭が上がらないようです。
こうしたワガママ男が、夢をかなえることができるのは、ハチマキの母のような、大きな心で男のワガママを許してくれる女が必要なのかも知れません。
しかし、いまの時代、女性にだけ男のワガママを許して、一方的に男の夢の実現に協力しろと言うのは、理不尽というものです。そんなワガママ男は、御免こうむると言われても、仕方のないことですし、女性だって、わたしの夢をかなえるために、男が我慢してもいいんじゃない?と言われれば、それアリかも知れません。
アニメの中では、都合良くワガママを許してくれる女性が登場しますが、現実にはそう上手くいきません。宇宙飛行士のような壮大な夢どころか、日常のちょっとした夢をかなえるのだって、大きな反対が立ちはだかります。それも自分の愛しているはずの家族から。おっと、わたくしごとは脇に置いて、ハチマキの話ですよね。
さて、そんな父の生き方を見て、ハチマキの心は揺れています。木星プロジェクトに参加すれば、7年は帰ってこられません。それはそのまま、タナベとの別れを意味します。夢のためにタナベを捨てるのか。それとも愛のために夢をあきらめるのか。悩みを振り払うように、走り続けるハチマキ。彼は、人生の選択を、どのように下すのでしょうか。
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2004-11-18 20:33:44
プラネテス#16「イグニッション」 [ プラネテス ]
プラネテス(7)![]() | プラネテス(7)バンダイビジュアル |
冒頭から突然、病院で悲嘆に暮れるデブリ課のクルー達。ハチマキが、命綱を付けずに、宇宙に流されてしまう事故に遭ってしまいました。幸い宇宙線の被爆量はほとんどなく、「俺って、宇宙の神様に愛されてんだよな」とはしゃいでたハチマキでしたが、最後に受けた空間喪失症の検査で、暗闇に絶えられなくなってしまいます。空間喪失症は、宇宙空間に取り残される恐怖感を、体が覚えてしまっていることから起こる心の病だそうです。
何度検査を受けても、暗闇の中でパニックを起こすハチマキ。空間喪失症は、宇宙パイロットとして致命的な欠陥で、治らなければ地球に降ろされてしまいます。
月基地でリハビリを受けるうち、ハチマキは、暗闇への恐怖から逃げるために、空間喪失症を言い訳にしようとしている自分と対峙します。「いいじゃないか。あの事故さえなければ、パイロットでいられたんだと考えて、地球で穏やかな暮らそうぜ。あの娘と一緒に・・・」。
語りかけてくるのは、自分自身であり、それはハチマキの潜在意識でもあります。事故を理由にして、恐怖から逃れたい自分もいるということを、ハチマキは頭から否定しようとしてパニックに陥ります。
そんな状態でハチマキは、病院を抜け出し月面へ。デブリ課のクルー達に助けられて、あるところに連れて行かれます。それは新型ロケットの建設現場。無条件にハチマキの情熱をかき立ててくれるロケット、それもピカピカの最新型を見せられて、忘れかけていた宇宙へのあこがれを呼び覚まさせることになります。
それをきっかけ(イグニッション:点火)にして、自分の潜在意識と向き合うことができ、空間喪失症を克服するハチマキでした。
検査室のドアから走っていって、ハチマキに抱きつくタナベが、感動的です。
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プラネテス#16「イグニッション」 | Permalink | コメント(1) | Trackback(0)
2004-11-12 22:12:31
プラネテス#15「彼女の場合」 [ プラネテス ]
プラネテス 6![]() | プラネテス 6バンダイビジュアル |
プラネテス「彼女の場合」
ハチマキとタナベのデートって・・・いかにも会話が弾まなそう。いったい何を話せばいいんだって感じ。「何か話せよ・・・」「じゃあ、先輩は、いつから私のこと好きになったんですか?」って、そんな恥ずかしいこと言えないよ。
女の人って、そういうことをちゃんと考えていて、すぐに言えるらしいんですけど、男は改めて考えてみないと、すぐには言えません。考えがまとまらないんです。「こいつのこと、いつ好きになったんだろう?」。考えれば考えるほど、分からなくなってきます。
正直に、「分からん」などと言おうものなら「ひっどーい!。私のこと愛してないのね」と非難されそうです。それが怖いし、気の利いた、女の人が喜びそうなことを言わなくてはならないと思い、うんうん唸って考えると、「もう、いい!」なんて言われそうです。
「すぐに、わかんないのね。私はいつもあなたのことを考えてるのに、あなたはそうじゃないのね!」そうなんです、男は、いつも女の人のことを考えているんじゃないんです。だから愛してないっていうわけじゃないんですけど。
ちょっと、話が脱線しました。今回は、デブリ課の派遣社員、エーデルの話です。ハチマキとタナベが、ホテルでいい雰囲気になり、さあこれからって時に、お約束のように邪魔が入ります。
ホテルの中に隠れていた変な男は、実はエーデルの夫。5年間別居していれば、離婚が成立するので、その前にエーデルの前に現れました。どうもこの男、ひどい男のようで、エーデルを散々食い物にしていたようです。
こういった話は、男と女の間ではよくある話ですが、上手いことを言って女を利用する男と、ひたすら自分を犠牲にして男に尽くすことで、自分を保っている女、どちらも共生関係にあると言えます。
重要なのは、エーデルがそこから抜け出したということです。それは、単にひどい男から逃げることができたという話ではなくて、それまでの自分から生まれ変わったということです。人間は、簡単には自分を変えられません。エーデルも、男を見限るのに大きな苦しみがあったはずです。自分を見せずに事務に取り組むかたくなな姿勢や、男が捕まる時に見せた涙が、苦しみの大きさを物語っています。
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2004-10-23 09:33:13
プラネテス#14「ターニング・ポイント」 [ プラネテス ]
プラネテス 3![]() | プラネテス 3バンダイビジュアル |
新しいToyBox2に大はしゃぎのハチマキ。ハチマキの実家で親密さを増したハチマキとタナベは、なんとなくいい雰囲気だったのですが、いきなり会社から社内恋愛禁止の通達が!。なんでも受付嬢をしていた部長の娘と、会社の平社員ができちゃったらしく、怒った部長が通達を出したそうな。寝耳に水で驚く二人。あわてふためいたハチマキは、わけの分からない対応でタナベの誤解を買ってしまいました。
突然研究モジュールの回収作業を依頼され、依頼してきたのは話題のできちゃった平社員。火星にとばされる前に研究プラントを何とかしたい、との必死の懇願にハチマキが応えます。彼の心意気に感じたのと、横暴親父部長の社内恋愛禁止への反発も手伝ってか、部長の命令も社内規則もなんのその、「俺は止めろと言われるとやりたくなるんだ!」と叫んで突っ走ります。
ああ、ハチマキ君。不器用で、女心を優しく理解してやるなんて芸当は、とても望めませんが、思いこんだら一直線。扱いづらいが、見ていて気持ちがいい男です。こんな奴、実際にはもてないんだろうなあ。でもアニメだからタナベにキスしてもらって、いいなあ。タナベは結婚したら、しっかりハチマキのしっぽを捕まえて、尻に敷きそうですね。
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2004-10-15 22:56:56
#13「ロケットのある風景」 [ プラネテス ]
プラネテス 2![]() | プラネテス 2バンダイビジュアル |
ToyBoxが壊れたので、ハチマキは地球の実家に里帰りしてきました。ユーリとタナベもいっしょに。「ご一緒させてもらいました」なんて言ってましたが、ユーリはともかく、タナベを実家に連れて行くのに、ハチマキの心の中に何か思惑がないはずがない!。心に期するものがあったのか!?。でも、母にちゃんと紹介するわけでもなく、弟の九太郎と派手にケンカはするわ、ちっともそんな雰囲気になる様子はありませんでした。
タナベもバイクの後ろで初めて「そう言えば先輩の実家に招待されるって事は・・・」なんてことを考える始末。好きな人の実家に行くんだから、そんなことは行く前から考えているはずなのに、ホントに好きなのかなと思っていたところが、なぜか二人はいい雰囲気に・・・。
そこに九太郎のロケットが飛んでくるのは、お約束の展開でしょう。旅先で男女が急接近するのはよくあること。いつもの日常に戻ってからどうなるかですね。
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2004-09-30 20:39:40
プラネテス「バウンダリーライン」 [ プラネテス ]
プラネテス 1![]() | プラネテス 1バンダイビジュアル |
9月30日(水)
プラネテス「バウンダリー・ライン」
NHKが水曜の深夜放送しているSFアニメ。以前BSで放送したものを地上波でも放送しています。
今日始めてみたのですが、絵がきれいでクオリティイが高いのにびっくりしました。設定は宇宙空間でSFなんですが、物語の内容は、設定が宇宙じゃなくてもどこでも通用します。それだけ、人間っていつになっても変わらないってことかも知れません。
今回のバウンダーラインというお話は、先進各国が独占する宇宙服市場に、必死で参入を図る発展途上国の営業マンの話。いつになっても途上国では内戦が絶えず、それ故、やむを得ず国を出る者、救国の志で内戦状態の国に戻る者など、その人の人生を大きく左右してしまいます。
国に残してきた開発クルーのために、必死で売り込みを図る姿や、同じ国の出身者同士が反発し合いながらも、どこかでつながっている絆を見せてくれたところ。国際基準テストに合格したところで、内戦勃発のため、売り込みがおじゃんになってしまうところなど、思わず引き込まれてしまいました。
恋愛光線がビビーって出てるのよ!ってセリフ。まさにそのとおり。出まくってるじゃありませんか。それに気づかないのは当人だけだったりして。
最後に、サラリーマンとしての感想。売り込みに必死な途上国の人達は、アニメに出てくるような善人ではありません。受注のためなら何でもします。我が国の製品を受注しないお前は悪人だ、とまで言います。まあ、そこまでリアルにしたら、別のお話になってしまいますから、これはこれで夢があっていいんです。













