2005-03-22 20:03:19

まほろば「想い・・・」 [ まほらば ]

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 前2回がテンションの高いドタバタタッチだったので、今回は割と真面目なお話です。それは、恵の過去。今、恵の過去が暴かれる。エア・メールの相手なんかも分かるかも。
 恵は大学を休学中なんですね。久しぶりに出てきた大学は、カップルの園。あっちでイチャイチャ、こっちでイチャイチャ。こんなにカップルで一杯の大学って、怖ろしいですね。恋人がいなくては、人にあらず!?。独り身は肩身が狭くで、大学に出てこられないかも。恵もそれで休学中?。そんなわきゃねーか。
 「恵だってラブラブだったじゃん」と言われるところを見ると、恵も大学時代はカップルで、ラブラブ状態だったようです。
 それが今では大学は休学で、エア・メールを心待ちにしている状態。恵の彼は、夢をかなえるために、外国に行っているようです。夢は映画関係のよう。大学で一緒だった時、二人でよく映画を観ていたのでしょう。
 遠距離恋愛に疲れたのか、エア・メールも滞りがちだし、彼が帰ってくるのを待つだけの生活を続けていると、だんだん不安になってきます。彼はまだ自分のことが好きなんだろうか。自分は彼のことが好きなんだろうか。恋人同士の関係というものは、適度に関係を確認し続けていないと、続いていかないものなのです。
 
 そこに登場した、天下御免のお人好し。白鳥く〜ん。今日も今日とて、鯛焼きを取り合って喧嘩をしている子供に、「これこれ、そこなわらし。喧嘩はいかんぞ。お兄ちゃんが、もうひとつ鯛焼きを買ってやろう。それで喧嘩は解決じゃ。ほぁほぁほぁほぁほぁ」と、自腹を切って鯛焼きを買ってやりました。しかもまったく知らない子に。
 お店の人に「お兄さん、お人好しですね」と言われる始末。そりゃそうだ。ここまでお人好しな人って、見たことありません。このままでは、この先の白鳥君の人生が心配になってきたぞ。誰か悪い人に騙されやしないか!?。悪い女に引っかかりはしないか!?。それとも悪い友達に・・・もう遅かったりして。

 このお人好しを見込んで(つけ込んで)、恵は白鳥君をデートに誘います。白鳥君は「なんで?なんで?なんで?」と頭の中は?で一杯です。
 恵は、はっきりとデートだって言っているし、メガネはコンタクトに変えて、おめかしして、デート代は全部恵が出してくれて、これ見よがしに水着を見せつけたり、映画を観ながら白鳥君の手を握ったり。こりゃ、もう白鳥君を落とそうとしてるとしか思えません。
 白鳥君にしてみれば、今までが今までだけに、「これは絶対罠だ!」と警戒心で一杯です。何を、何をたくらんでいるんだ〜、と気が気じゃない白鳥君ですが、恵のかわいい一面も見せられて、感心してたりして。お人好しの本領発揮で、こりゃ落ちるのも近いか?。

 映画を観ていて、彼のことを思い出したのか、白鳥君の手を握ったまま、涙がこぼれてしまいます。胸がいっぱいになって、演技してられなくなった恵は、白鳥君にすべてを話します。
 遠距離恋愛の彼がいるけど、正直言って不安で、この先やっていける自身がないので、白鳥君とデートしてみて、自分が彼以外の人を本当に好きになることができるのか、試したんだそうです。
 恵は「白鳥君のこと、けっこう好きだよ。いい人で、そこそこ格好良くて、優しくて、母性本能をくすぐるし。でも、ダメだった。やっぱり彼のことが好き。今日は試してごめん。殴ってもいいから」。
 ここまで言われちゃあ、何にもできませんよね。こんなに褒めてもらって、好きだって言われて。いったんは振り上げた手で頭を掻いて、「いいですよ。僕も楽しかったから」。
 私はここで、白鳥君が恵を抱きしめるか、キスでもするのかと思いましたが、やっぱりそこは白鳥君。あくまでお人好しを貫きます。いよ!、ザ・お人好し!。
 私だったら、自分が1番にはなれないみたいだけど、好きだって言ってくれてるんだから、ちょっとくらい抱きしめるか、おでこにキスでもして、「恵。寂しい時はいつでも、オレに言いな。彼の代わりにはなれないかも知れないが、慰めてやることくらいできるぜ(低音で)」。な〜〜〜〜〜〜んて、言ってみたいもんですねえ。男として。恵は美人なんだし。あ〜、もったいない。
 こんな事を考えているから、もてないのかも。やはりもてるには、お人好しに徹するしかないですか。できない。私にはとてもできません。
 
 そんなところにエア・メールが来て、いつもの恵に戻ってしまいました。白鳥君も、いつもの宴会のオモチャに逆戻り。耐えろ白鳥君。耐えていれば、今日のようないいこともあるんだから。私にはできませんが。

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