2006-08-06 13:44:20

ザ・サード〜蒼い瞳の少女〜#14「妖精幻視」 [ ザ・サード〜蒼い瞳の少女 ]

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 ミリィを砂漠に連れ出し、あっちこっちを気ままに旅して回っている火乃香達。一見楽しそうに見えるけど、火乃香の心の中にはミリィが抱えている心の重荷が気になって、ミリィに気を遣いながらのたびになっているようです。そう言うのって子供は敏感だからすぐ感づいちゃうけどね。
 火乃香もそんな心配を心に抱えながら、それを見せないようにミリィに接するなんて芸当はできないタイプじゃないですかね。どうしても正面からぶっつかっていくタイプなもんで、ミリィに対しても正攻法で問いかけます。
 「ミリィ、正直に聞かせて。何か辛いこととか、悩んでることとかない?」
 まあ、こんな風に聞かれて「実は・・・」と話し始める子供も少ないですよね。たいていは自分が悩んでることを隠そうとするし。それは子供にとっては悩んでいるってことが、解決しなくちゃならない問題を抱えているとは分からないからなのです。
 何か問題を抱えてると考えるよりも、自分が悪いからこんな風になっちゃうんだって考えてしまいがち。それほど子供は物事を客観的に考えるようにはできてないのです。
 「火乃ちゃんの邪魔になるならついて来なきゃ良かった。勝手に心配しないで。私だって一人で頑張れるのに。一人で一生懸命やって、火乃ちゃんみたいになりたいのに」
 ミリィは父が死んで叔母さんのところにやっかいになってるのが相当重荷になってるんですね。自分が迷惑をかけているって言う意識が抜けないんでしょう。子供なんだから大人に迷惑をかけて当たり前、っていうふうに考えられないミリィは真面目で強い子なんだろうけど、それはまた脆さの裏返しのようにも思えます。

 そうしているうちにミリィがパンケーキ(?)の穴に落ちてしまいます。絶体絶命のミリィを救ったのは砂漠のオオカミ。砂漠にオオカミがいるの?。それにこのオオカミ、テレパシーで火乃香に話しかけたり、背中から電極を出してパンケーキに電撃を食らわせたりします。
 てっきりこのオオカミが妖精と一体なのかと思ったら、オオカミも妖精を追いかけているようです。

 「私、分からなくなっちゃった。ミリィにどうしてあげればいいか。何をやってあげられるのか。ううん、そもそも何かをやってあげられるなんて考えるのが傲慢なのかも」
 その問いに対する答えを見つけるのは容易じゃなさそうだけど、火乃香達はとりあえずあのオオカミを追って行ってみようと決めます。そう決めた火乃香の顔はどこか吹っ切れたような、希望に満ちているように見えましたね。
 頭で考えても答えは出ない。ミリィと一緒に何かを追い続けていれば、それが答えになってミリィの信頼を勝ち得ることができるような気がするんだけど、どうでしょうか。
 気を遣ったりとか、重荷になるんじゃないかと心配したりなんてのは、もっと大きな、どうしようもない問題の前では小さく霞んでしまうような気がします。
 一緒に砂漠を旅していろんな困難を一緒に乗り越えていけば、ミリィも自分が無力な子供で大人の世話にならなければ生きていけない存在なんだって無意識に気づくような気がするんですけどね。

 次週は火乃香の後を追ってきたハンター、レオンと勝負するみたいです。

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