2006-12-02 18:50:45

天保異聞妖奇士 説九「面と怨」 [ 天保異聞妖奇士 ]

 面に取り憑かれた宰蔵は、妖が好むという舞を踊りながら江戸中を駆けめぐってます。おかげで江戸中の妖が騒ぎ始め、あっちこっちでおかしな事が起こってます。

 「番町では割れた皿が空に向かって吹き上げてる!?」

万国ビックリショーですか?。

 「お岩さん復活!?」

 どれもこれも宰蔵が舞を踊ってるせいなので、お上からのお達しです。

 「宰蔵を斬れ!」
 
何とも簡単に言ってくれますね。今まで一緒にやってきた仲間を斬れなんて。これに往壓は激怒して、宰蔵を何とか救い出しに出かけます。

 狐の女将、こいつが宰蔵に面を被せた張本人なのに、探し出すと簡単に協力してくれました。
 まずは宰蔵の生い立ち調査から。それが宰蔵を救い出す決め手になるのか分かんないけど、宰蔵が心に抱え込んでいるものを明らかにしないとお話が先に進みません。

 娘を溺愛し、男の格好をさせて舞台に上げていた父。その父に応えようと必死に舞を舞っていた宰蔵だったけど、大きくなるに連れて宰蔵の体は女らしくなり、父の望む物ではなくなっていった。
 
 「親父さんは、すらっと、夢に出てくるような若衆が好きだったんだ」

 それで宰蔵は好みじゃなくなったってワケですか?。なんだか歪んだ親父だね。変に宰蔵に愛情を持ってたみたいだから余計にややこしいね。

 「その頃から親父さんは代わりに私を可愛がってくれたよ」

 ひえ〜、あんた親父さんの情夫(いろ)だったのね。そして芝居小屋が火事になって親父さんは亡くなった。
 「私は父を殺した」と口にする宰蔵。

 「キ〜、パパは私だけを可愛がってくれてたのに、あんなナヨナヨした男に乗り換えるなんて、不潔よ!!」って感じで宰蔵が火をつけたのか?。それとも火事になる原因を作って、結果として父が焼け死んじゃったのか?。
 この話まだ続くようです。

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