2005-06-22 19:10:07
魔法先生ネギま!「Et arma et verba vulnerant武器と同じくらい言葉も人を傷つける」 [ 魔法先生ネギま! ]
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明日菜の喪に服しているのか、オープニングはしめやかに。いつもの明るい奴はありません。オープニングの間は、明日菜の葬儀の様子が流れています。本当に死んだんだ。
目を覚まさないまま、眠っている状態で出てくるんじゃないかと思っていましたが、葬儀までされているということは、本当に死んでしまったのでしょう。
なぜ明日菜は、突然死んでしまったのか。10年前に何があったのか。それについては何の説明もありませんでした。次回予告でネギが図書館で必死になって何かを探していたので、何か分かるかもしれません。
クラスメートが一人亡くなっても、学校の行事は続いていきます。人が死んでも、まわりの世界は変わることなく続いていくのが悲しいですね。明日菜の死はクラスメートの胸に残っていても、生きている人たちは、時間とともに明日菜の死を受け入れていきます。
明日菜が死んでも、文化祭は行われます。文化祭を楽しいものにしようと張り切るクラスメート達がけなげで切ないです。
先生はもっと辛い。落ち込んで何かする気力がわかないときでも、立場上先生は授業をしなくてはなりません。平気な顔をして、何事もなかったように授業をするのは、仕事とは言え辛いものです。まして10歳ならなおさらでしょう。
努めて明るく振る舞っていたネギですが、文化祭の書類を学園長に出しに行ったとき、机の上に見つけた「神楽坂明日菜」の文字が入った木の箱。思わず開けてしまった箱の中には、黒こげになった鈴が。明日菜、火葬されてしまったんですね。明日菜の肉体は焼かれて灰になってしまったという事実が、目の前に突きつけられます。
明日菜の遺品を握りしめて走り出すネギ。ネギの中で何かがはじけたのか。ここから先のネギは、後先考えずにエヴァの所に突っ走ります。「明日菜さんを生き返らせる魔法を教えて欲しい!」。
「そんな魔法はない。サウザンド・マスターでもそんな魔法は使えない。魔法は奇跡じゃないんだ。死んだ人間は生き返らない!」。泣きじゃくって行ってしまったネギに「そんな魔法があったら、もう使っている」。
「死んだ人間は生き返らない」。何とも重い言葉です。現実では当たり前ですけど、死んだ人間が生き返るアニメはたくさんあるので、特に重たく感じます。
文化祭のミュージカルでネギが主役をすることが決まり、夕映はのどかにヒロインになるよう勧めます。「別の人がヒロインになってもいいのですか?」。告白してから特に何の行動も起こさないのどかに、夕映はいらだっているようです。何故夕映がいらだつのか。それは自分の気持ちがだんだん分かってきたから。
親友ののどかがネギと上手く行くなら、夕映は自分の気持ちを納得させることができるけど、デート一つしようせず、のどかがネギとの仲を進展させるつもりがないのならば、自分がネギへの思いを我慢しているのは、いったい何のため?。
「好きな人が苦しんでいるのに、のどかは何もしてあげないのですか?」。その言葉は、夕映が自分自身に向けた言葉でしょうか。夕映の中で、苦しんでいるネギに何かしてあげたいという気持ちが押さえられなくなっているんだけど、肝心ののどかは何もしようとしないことに、夕映は耐えられなくなってしまいます。
「お節介が過ぎたようです」。のどかに見切りをつけたのか、業を煮やした夕映は、河原で黄昏れているネギの所にやってきます。
ネギをはじめ、明日菜の近くにいた人たちは、みんな後悔にとりつかれたよう。「私がもっと気をつけていれば、明日菜は死なずに済んだのに。明日菜が死んだのは私のせいだ」。
明日菜の一番近くにいて、死の直前一緒にいたネギは、その思いがひとしおです。自分を責めて後悔に沈んで行くネギを、夕映が励まします。「ネギ先生は悪くないです!」。自責の念にとらわれている人にかけてあげられる言葉は、これしかありません。ネギ自身もそう言ってもらいたがっているはず。言葉に出して、はっきりと。
夕映が自分の思いネギに伝えようとしていたとき、のどかが現れます。「お話中でしたね・・・」とその場を去ろうとするのどかに、夕映の想いが爆発します。
「のどかはなぜネギ先生を好きになったのですか?・・・。ネギ先生が男性以前の子供だからじゃないのですか?・・・。思い切って踏み出したつもりで、でもそれは安全地帯に踏み出しただけです。だからのどかは今以上の進展を望まないのです。ネギ先生なら安心ですか?。ネギ先生なら自分は変わらないでいられる?」。痛いところをつかれてひるむのどかに、夕映は最後通牒。「私はネギ先生が好きです」。ネギの胸に飛び込んで、キスしてしまいました。あまりのことに驚いて口もきけないのどか。夕映との友情はどうなる?。
この展開には、感動してしまいました。夕映、なんてかわいいんでしょう。今までずっとのどかを応援する立場に徹していたのが、自分からネギに告白する事になったのは、ネギの苦しむ姿を見てのことでしょうか。ネギにとって今が一番危ないときだということを、感じ取ってのことでしょう。
愛する人が落ち込んでいるとき、実際に的確な言葉をかけてあげるのは、難しいものです。相手は自分の殻に閉じこもって、自分を責め続けているし、普通の言葉じゃなかなか心に届かせることはできません。それを思い切って自分の思いの丈をネギにぶつけていった夕映の勇気に感動です。
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