2005-03-31 19:42:35
舞ーHiME「運命の刻へ」 [ 舞-HiME ]
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荒れ果てた風華学園からは、生徒達が一人去り、二人去り。舞衣のクラスメートの千絵とあおいも、荷物をまとめて学園を後にします。駅まで見送りに来ている舞。「片づけなくちゃならないことがあるから」とだけ話す舞衣に、「一緒に行こう」「舞衣のことが好きだった」と別れを惜しみます。
舞衣を無理矢理にでも連れて出て行きたい気持ちと、舞衣が学園の荒廃にどこかで関係しているんじゃないか、それは他人が簡単に触れてはいけないものなのではないかと察知していて、ハッキリ口に出せないもどかしさが、痛いほど伝わってきます。
学園が滅茶苦茶になったから生徒が去っていくっていう、当たり前のことをしっかり描いてくれるところが、物語にリアリティーを与えてくれてます。涙なくしてみられない、いいシーンでした。
なつきも自分の気持ちに整理をつけたことを確認するように、夕暮れの岬、静留が奈緒をたたき落とした場所で、迫水と話します。
「私は私の中の母さんを信じる」。その時に、母には母の事情があって、母が一番いい方法だと信じてとったことなら、その行動がどういうものであれ、母の愛情を否定するものではない。母はいつも自分を愛していた。それを信じる、ということでしょう。
今までの学園生活を懐かしみ、想い出を心に刻み込むように、無人の学園を散策してまわる舞衣となつき。普通の学園生活が戻ってくるはずがないと分かっているからこそ、そこで悩み苦しんでいたことも、かけがえのない想い出として、大切にしておきたくなるのです。「(学園生活は、楽しいものではなかった。)でもこれからは楽しみたいと思う」というなつきの言葉が、悲壮な決意を感じさせて、いっそう悲しいです。
最後の夜(?)を二人で過ごす舞衣となつき。なつきの入浴シーンは最後のサービスか!?。スタッフの心遣い(?)に感謝。
二人で食べるとびっきりのラーメン。ラーメンってところがいいですね。同じ時、地下神殿で、ひとり二三の作ったラーメンを食べる命。だだっ広い神殿で、一人で食べるラーメン。舞衣が作ってくれたラーメンを思い出し、思わず涙を流します。舞衣の名前を叫びながら泣く命。おーいおいおいおいおい、私も泣いてしまいますよ。なんて悲しいんだ。
やっぱり命は悲しいんじゃないか。探し続けていた兄と一緒にいても、兄の命令に従っていても、その兄に「お前は考えなくていい。全部僕が、受け止めてあげるから」って言われても、やっぱり寂しいんだ。心が満たされないんだ。自分の心が満たされて、本当に笑顔でいられるのは、舞衣と一緒にいた時だったんだと気付いたんじゃないか。
でもいまさら舞衣の元に戻るわけにも行きません。舞衣を守るためであろうと、八咫烏を真っ二つにして、楯を消してしまった今、あのときの舞衣の泣き叫ぶ声を聞いてしまった以上、命は舞衣の元に戻れない自分を知って、それが悲しくて泣いているのです。
運命の朝。なつきは、決意満々、バイクでかっ飛んでいきます。生徒会室で一人茶をすする静留のところに、バイクごと乗り込んできました。やあ、いつもやることが派手ですね。
「私は、これ以上お前にあんな事をさせる訳にはいかない」。「やっぱり、うちの思いは受け入れてもらえへんのやね」。「私にそのケはない!(幻聴)」。
そんなことで戦わなくてはならないのか。なつきと静留は、その愛の形は違えども、お互いに愛し合っているのに、やっていることは相手を傷つけることばかり。あ〜、男と女でも、一緒か。愛し合うということは、傷つけ合うことなのか。他人同士が、深い関係になろうとすれば、深いところで相手のすべてを受け入れようとすれば、いろんな軋轢が生まれてきて、結局傷つけ合ってしまうのは避けられないのかも知れません。
静留に捕らえられたなつきは、いきなり静留に、ぶちゅっとキス!。おお、意外な展開。ついになつきもそっちに走ったのか?。
「ずっと誰も信じることができなかった自分に、最初に踏み込んできてくれたのはお前なんだ。でもやっぱりお前が望むような気持ちはもてない。それでも、私を好きになってくれたことは嬉しい。私はお前が好きだ」。
なつきは、デュランに至近距離からの砲撃を命じ、清姫共々爆死。なつきと静留は、抱き合ったまま、消えてしまいました。いまわの際に静留は「嬉しい・・・」と恍惚の表情を見せます。
お互いに愛し合っていたのに、相手の愛し方を受け入れることができずに、戦ってしまうなんて。愛が受け入れられなければ、相手を倒すしかないのか。力ずくでも手に入れずにいられないのか。何とか仲良くやっていくなんてことは、荒れ狂う愛の嵐の前では、所詮ごまかしでしかない。二人の愛は、そんなことで満足するようなものではないのでしょうけど、なんだか悲しいですね。
凪に案内されて黒曜宮に乗り込む舞衣。そこには媛星を司る風華の宮。その中心に水晶の媛、真白が閉じこめられています。
黎人は、祭りを勝ち抜いた舞衣に、自分と結婚し新しい世界を作ろうと呼びかけますが、そもそもHiMEの運命に納得がいかない舞衣は、当然拒否。楯への想いを胸に、カグツチを呼び出します。
そして、深優と、深優の侵入を阻止しようとしていた命もチャイルドと一緒に登場。これで役者が全員集合。深優はアリッサへの思いを借りて、パワー全開!。
次回最終回がどういう形で終わりを迎えるのか、必見です。
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