2006-07-27 20:07:37

イノセント・ヴィーナス「奈落」 [ イノセント・ヴィーナス ]

 「姫様ご用心」の後番組です。近未来SFって感じだけど、2010年なんてすぐですよ。後4年後。いくら何でも近すぎやしませんか?。4年後の世界にしては現実感が遊離しているような気がします。
 主人公は沙耶って女の子です。何か秘密を持っているのが軍隊に追われていて、それを仁と丈の二人のええ男が守って逃げてるっていうのが基本的なパターンのようです。

 ものすごく大きな台風が世界中に吹き荒れて、人口が一挙に半分以下になり、軍事バランスが崩れて戦争が起こります。日本はかねてから開発していたパワードアシスト技術を軍事目的に転用し、とっても強い軍隊を作って外国の侵攻を食い止めたそうです。
 台風で世界の人口が半分ってのはどうなんですかね。せめて氷河期とか温暖化による海面上昇とか疫病とか、もちっとリアリティのある物にして欲しかったな。それにそんな世界規模の大災害が起こって、日本は食料をどうしたの?。
 日本は軍隊が強くなって、さらに経済特区で一部分だけ復興を成し遂げた結果、ロゴスと呼ばれる特権階級とレヴィナスと呼ばれる貧困層にハッキリ分かれてしまったようです。

 アニメで戦闘を描くためには、戦闘が行われてもおかしくない世界を作り出さなくちゃならないわけだけど、そこでよく使われるのが社会が支配階級と被支配階級に分かれていて抵抗運動が続いているって設定です。
 で、まあ、強権的な支配者が貧困層をメチャクチャに扱ってるってのが定番なんだけど、一昔前のアニメならいざ知らず、最近ではこの設定自体が陳腐になりつつあります。
 現実世界でも、貧困層は軍隊で押さえつけて搾取しまくればいいなんて考えてるのはお隣の危ない国くらいなわけで、それじゃあ国が発展しないってのは世界的常識になってます。貧困層は放っておいて特権階級だけ贅沢するっていうやり方じゃ、国自体が発展しないんだよね。結局国民全体の知的レベルが上がらないと生産性も上がらないって訳です。何でもできるロボットがあったって、その技術を発展させ、生産ラインに乗せ、世界中に売りまくるのは、特権階級だけじゃできないわけよ。
 そんなわけでやたらと軍人が威張り散らして、貧困層は腹を空かせてうろついてる世界ってのは、ちょっとリアリティに欠けますね。それに「ロゴス」と「レヴィナス」って、日本なんだから漢字にすれば良かったのに。日本の特権階級が「オレ達はロゴスだ」なんて言わないでしょ。似合わないよ。

第1話を見ての感想はそんなところかな。これから沙耶達のお話がどう展開していって、どんな意外な秘密を見せてくれるか。どんな緊迫した展開を繰り広げることができるかが、人気が出るかどうかの鍵じゃないですか。

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■ 時代設定
イノセント・ヴィーナスの時代設定は、2035年なんですが。
root (2006-08-20 11:57:33)

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